だわさ@Paris

パリ留学を終えて、関西を中心に活動中のピアニストです🎹

ジョゼフィーヌのワードローブ👕①

ついにーーー!

3月に訪れたマルメゾン城でのエクスポジションの紹介です\(^o^)/

マルメゾン城といえば、ナポレオンの最初の奥さんだったジョゼフィーヌが余生を過ごした場所!

今回はジョゼフィーヌとその娘のワードローブがテーマの展覧会でした💛

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ジョゼフィーヌはその時代で一番良い洋服を着ておしゃれだった女性と言われていて、

ナポレオンと結婚する前から社交界の花形として有名で✨その洋服にかける金額はものすごかったそう

 

例えば1798年6月に洋服職人が語った話によると

6か月で80着のドレスを作らせたなど(+_+)

 

そんな彼女のファッションはいつも注目の的で、

彼女が流行を作り、モード産業・繊維産業を刺激したほど👕

なので彼女のファッション=流行最先端なのでした!

 

ちなみにフランス革命直後のこの時代のモードは

革命とともにこんな感じから

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こんな、すとんとしたハイウエストのシンプルなラインに大~~~きく変化した時期です!

かつら等、貴族らしいものは全てさようなら🐸 

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それでは展示内容紹介♥♥

 

👇左:ジョゼフィーヌ

 右:最初の夫との間の娘、オルタンス

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👇レースのシュミーズ

1809年、ジョゼフィーヌはその1年のために455着のシュミーズを所有していて、

12月だけでそのうちの94着がクリーニング屋に出されてたということです!

(何の情報(笑))

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👇オルタンスのシュミーズ

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👇ジョゼフィーヌの靴下!

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1809年初め、ジョゼフィーヌは332の綿の靴下&232の絹の靴下

1814年にはさらに187の絹、82の麻または綿の靴下がタンスにあったらしい(笑)

 

👇解説に書いてた小話w👇

とあるマダム(使用人?)の証言で

「彼女は新しい下着しかつけなかった🌼」

というのがあるのに、帳簿には

≪絹下着のクリーニング屋≫の文字がある

 こんな話まで200年後にわざわざ暴露されるなんて!笑

 

 

👇ジョゼフィーヌのコルセット

使い方は恐らく

ワンピースの上に重ねる or 短いコルセットのように使う(今でいうブラジャー的な)

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👇皇妃の衣類ボックス

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ジョゼフィーヌは普段の身づくろいは、部屋係が服をいくつか選び持ってきた大きな籠からワンピースやショール、帽子をその日の気分に合わせて選んだんだって(*'ω'*)

 

だから衣裳部屋には年に2回のワードローブを見直す機会にしか入らなかったけど、その時にもう不要だと思った服等は別のものに作り替えたり、身の回りの世話をしていた女性たちに分けたそう。

1814年に亡くなってからはそのワードローブは散らばってしまったけど、いくつかは親族によって保管されてきて、今このマルメゾン城にたどり着いたそうな…🌼

衣類はとても繊細なのでこうして一般に公開されるのはなかなかない機会なのでした!

 

👇パリ、グランモン通り3番地のレースのお店からの請求書

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  字が素敵♥

👇請求書

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・クリーム色リネンの「たくさんの縁飾りつき」刺繍ワンピース

・ガーゼ素材のモスリンの白ワンピースパール付き

・モスリンの生地

・刺繍されたぺルカル生地(目が細かい綿織物)

・スコットランドのリネン生地

・ガーゼのモスリン生地。。。。

 

👇1814年の目録によると88個もってたらしいボネット

部屋でかぶるイケージだけど、この時代はそれだけでなく、レースやリボン、花で飾って街でも着けられていたみたい。

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👇ボネットと髪の飾り

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かつら、付け毛を使うことは第一帝政時代よくあったみたいで、地毛の上にリボンやバンドを巻いた後、ターバンや花かんむり、付け毛で飾った。

👇という付け毛

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 地毛は使わず色々付けておしゃれするって楽しそうかも(^o^)

 

👇金のドットのドレス

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👇宮廷用マント

ジョゼフィーヌの息子ウージェーヌの子孫のところで見つかった宮廷用マント

もしかしたらウージェニーも着てたんじゃないかという

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1804年にナポレオンが皇帝になって、宮廷とそのコスチュームが復活したことによって採用されたのがドレスの上に着るマント。

 

 

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周囲に刺繍がされているのが普通だけど、

プリンセス達は好きなだけ刺繍を入れれるのに対して

他の人たちは親指4つ分以内と決まっていたそう。

 

ちなみにこの親指4つ分という謎の単位、

youtubeで見たこの歴史番組動画にも出てきてんけど

youtu.be

フランス革命前は

足1個分(約30㎝)=親指(約2.5㎝)12個分

みたいな、しかも地域によって曖昧な単位で数えられていて、

メートル、キログラムetc の単位に統一されたのはそれより後。

しかも全国に浸透するには当然かなりの時間が必要で

wikipediaさんにはこう書いてありました!

フランスは1837年にメートル法以外の単位使用を法律で禁じ、1851年のロンドン万国博覧会や1867年のパリ万国博覧会などで広報活動を行い、普及に努めた

ついでに日本は

1885年メートル条約に加入。更に1921年に尺貫法を廃止したが、使い慣れた単位を移行することへの庶民による根強い抵抗もあり、本格的な普及は、メートル法の使用を義務付け、尺貫法の使用を法的に禁じた1951年施行の計量法まで待たねばならなかった。

日本のメートル法化完全実施は1966年4月1日までかかった。

だそうです、最近のことだったのね( ゚Д゚)✨

 

ちなみに↑に貼った動画、いくつかシリーズあって、えぐいほどよく出来てるのでとてもおすすめ!(フランス語です(>_<))

フランス革命のこと、その当時の人々の気持ち、フランス人がなんでこんなに自己主張するのかなど(笑)  すごいよくわかった💡

私が昔習ったこと全部頭から飛んで行ってるだけで実は常識なんかな?って不安な気持ちもちょっとある笑

 

脱線しましたが

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👇オルタンスに捧げられたマント

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刺繍が豪華すぎるマント

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ということで、続きは次回に\(^o^)/

 書きながら「これ留学ブログやんな一応?」と思ったよ(笑)